本文へ移動

シルトピア油木ブログ「なんぞええ話」

在宅部門課長に聴く5 『デイサービスで口腔ケア』

2025-11-28
在宅部門課長に聴く5 『デイサービスで口腔ケア』

前回までにそれぞれのデイサービスについて聴いてきましたが、共通点ってありますか?
「そうですね。どっちのデイサービスでもみなさんよく家の庭から花を持ってきてくださいます。百合とか紫陽花とかグラジオラスとか、季節ごとにいろいろ集まるんですよ。」

いつも彩りがあっていいですね。
「そうです。花を飾ってきれいな空間ができるし、‘いいねぇ、誰が持ってきてくれたん?’‘これはどういう花?’って会話が生まれて、持って来られた方も‘いいね’‘ありがとう’って言われることが嬉しそうです。」

共通点は他にもありますか?
「楽しみながら水分補給してもらえるようにっていうとこですかね。デイサービス青い鳥の方では、コーヒーとかココアとか、メニュー表があるんですよ。そこから選んでもらって、それが朝来た時、お昼寝から起きた時、その2回必ずあります。糖尿の人向けメニューと一般の人向けメニューと2種類あって、コーヒーかココアかお茶、あとゆず茶とか、インスタントですけどいろいろあるんです。もちろん朝、昼、それぞれ選べます。追加料金はいらないスタンダードなサービスです。(笑)。」

喫茶店みたいで、そういうのが楽しみな方もおられますよね。
「そうですそうです。加えて青い鳥では月に1回、『青い鳥喫茶』っていうのがあって、好評ですよ。コーヒーが好きな職員がバリスタとして喫茶店のマスターのようにそこで挽きたてのコーヒーを点てる。ちゃんと豆とかもその時々で変わるんです。いいですよ、コーヒーの香りに包まれて。」

いいですね。
「青い鳥では、普段からお茶を飲む時間も多く長く取っています。やっぱり認知症の部分からしても水分はすごく大事という風に言われてて、ここでは800ぐらいを飲むっていうのを目指しています。糖尿病とかにも配慮しながら、ポカリゼリーとかも用意したり。」

水分補給も大事、その他の体調も大事ですよね。
「もちろんです。どちらのデイサービスでも口腔ケアをやってます。うちのデイサービスは歯科衛生士もいて、口腔ケアに注力しています。これは機能訓練よりも前に始めてる点ですね。歯科衛生士が口の中の確認をして、歯のぐらつきだったり義歯の当たりだったり、そういったところ、口の中をどうやったらキレイに保てるかっていう個別の指導とかもやってます。もちろん普段のケアは介護職メインでやってますんで、歯科衛生士は時々確認ということなんですけど。必要によっては歯科通院を勧めたり、少し当たりがあって痛いところをちょっと削ったり、あとは義歯安定剤の使い方の指導をしたりとか。今は口のケアがすごい全国でも注目されてるので、口腔フレイルっていう言葉ができたんですよ。食べることができなかったら、栄養が足りなくて筋力が落ちる、噛む力がないと筋力が落ちる、で、結果、口が弱ると体全部が弱る。誤嚥性肺炎が初めの頃よく言われてました。今はそうやって体全体のことが言われ出しました。食べられない、年相応なんじゃなくて、食べるための歯が悪いこともあるって、そういう見方が変わって来たので。口の中のことで気付いたら、すぐ歯科医師に連携しようっていう時代になって、そういう意味でも、口腔ケアを今うちが力を入れてやってるのは良いことなのかなと思ってます。ただなかなか口の中って人に見せるのが嫌っていう人が多かったんで、初めて利用される方なんかはちょっと遠慮がちでしたけど。利用前の説明の時には必ず、うちはそういうところに力を入れてるんですっていう説明をして、ご理解を得た上で来て頂いてますね。」

普段のメンテナンスの部分を担ってるわけですね。
「そうですそうです。わりと自分で‘しっかり磨いてるよ’って言う人ほどうまく磨けていないっていうことが多いんですね。やっぱり青い鳥でもデイサービスでも、口をさっぱりキレイにケアしてもらった後は、‘あー気持ちがいい’‘気持ちが良うなったわー’って言ってですよね。」

してもらうまでには抵抗があってもですね。
「だから、その抵抗がある中でも続けてるわけです。もう10年以上前からやってましたからね。時代の先取りやってます。神石高原町は高齢化率も先取りしてますけどね。」

以上、在宅部門課長に聴く5 『デイサービスで口腔ケア』でした。次回は、ショートステイと今後の在宅サービスへの思いについて聴いていきます。
TOPへ戻る