ホームからの報告　～新しい時代を生きる～　（東寿園ブログ）

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こどもの日の話

2025-05-06

★ケアハウス発★
『こどもの日の話』

ケアハウスでの一コマ。
朝のお茶会に集まられながら
「あれ？今日は期待しとったのに違ったなぁ。」
そんな声が聞こえてきました。
みなさんの楽しみの正体は柏餅。
「柏餅は３時のおやつに出ますよ。」
と職員が伝えると
「わあ。」
「やった。」
「楽しみ。」
と拍手しながら喜ばれる方がたくさん。
そんな今日は‘こどもの日’です。
「今日は端午の節句・こどもの日よ。」
「鯉のぼりも今日限りかな？ええ天気で良かったねぇ。」
「昼にもご馳走が出るかな？」
など、聞かずとも‘こどもの日の話’をされるみなさん。
そこで、こどもの日の思い出を尋ねてみると
「柏餅とかちまきとか作りょうたよねぇ。」
「あんこも作りょうたよ。」
「お母さんは忙しゅうに田や畑へ行っとったからお姉さんとせっせと作ったんで。数せんと（たくさん作らないと）言うて忙しゅうに作って、いざ食べよう思うたら中まで蒸せとらんかったいう失敗もあってなぁ（笑）。」
「葉っぱを取って来たり、お母さんじゃったかお婆さんじゃったかの手伝いをしたりして作って、近所へあげたりもしとったなぁ。」
と、柏餅やちまきにまつわるお話を聴くことができました。
筆者もよく祖母が作ってくれていたのを思い出します。みなさんの話を聴いていると蒸しあがった時の葉っぱの香りがふわっと広がる気がしました。
中には、まるで目の前に材料が揃っているかのように話される方も。
「笹の葉を３枚広げてな、真ん中へ大きいのをして団子をクルクルッと包んで、それからイグサでグルグルッとくくるんよ。」
と手振りをしながら、空想のちまきがあっという間に出来上がりました。
ケアハウスでは、昨年６月にみなさんで柏餅を作られましたが、そんなジェスチャー付きのお話を聴いているとちまきも実際に作ってみて欲しくなりました。
ほら、もう私の元には笹の葉の香りが漂ってくるようです。