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ホームからの報告 ~新しい時代を生きる~ (東寿園ブログ)

筆先に集中

2026-02-21
★東寿園発★
『筆先に集中』

書道クラブへお邪魔すると、そこは静かな空間。
全盲の私には、何人の方がされているのかもわからない、というよりもそこで本当に書道クラブが開かれているの?というほどでした。
机のそばまで近寄らせてもらうと、ほどなくして
「あーここが失敗。」
「どうもうまく書けんわぁ。」
「上手に書いてじゃなぁ。」
「名前を書くところがなくなってしもうた。」
いつも参加されている方々の声が聞こえてきました。
みなさん筆を持たれている間は、すごーく集中されていたご様子です。
中には、私が訪れたことにもしばらく気付かれなかった方も。
用意されたお手本を見ながら、呼吸を整えて筆先へ集中という雰囲気が静けさの中から伝わってきました。
「先生、私の名前のお手本を書いてください。」
「もう1枚書かせて。」
と、意欲的な姿もあり、先生からも
「この字がいいね。」
「この線が好きだなぁ。」
「よく書けてる。」
「私より上手ですよ。」
と嬉しい言葉や
「次の字に行く前に筆先を直して。」
「はい、思い切って。」
と、指導の言葉がかかります。
「百歳が近くになって書道を教えてもらえるなんてありがたいね。」
「もう少し早くからしとったらもっと上手に書けとったかなぁ。」
「久しぶりにたくさん書かせてもらって良かった。」
「誘いに来てもらって準備も片付けもしてもらえるからできた。ありがとね。」
ケアハウスからもさくら寮からも2階の養護フロアへ集まっての書道クラブ。
「うまいこといかん。」
「だんだん書けなくなる。」
と、みなさん自分の書には辛口評価をされますが
「でも私は書道が好きなん。」
と、書道が好きな方が集まっての書道クラブです。‘好き’っていいですね。次回もぜひ‘好き’な書道でいい時間を。
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