代表者挨拶
ごあいさつ

社会福祉法人東城有栖会は、過疎化が進み取り残されたようなお年寄りが増えてゆく現状を見て、どうしたら安心して生活できる地域社会は出来ないか、という思いで昭和47年国の社会福祉法人の認可を得て設立したのが始まりです。44年も前ですから当時は養護老人ホームしかなく、開園して分かったことは高齢者の本音はみんな住み慣れた家で過ごしたいということでした。そこで昭和56年特養併設と同時に在宅福祉サービス(56年ショート・60年デイサービス・62年配食サービス……)を始め、それを活用されて在宅で過ごされ、どうしても在宅で無理となった時点で最後のセーフティネットとして施設利用を考え今日に至っております。
福祉の原点は「生きていてよかった、どんなハンディを背負っていてもなおかつ生きていてよかった」と思われる一人の人の生き方をサポートすることです。従って「いのち」を預かっているということ、しかも色々なハンディを背負っておられる高齢者・障害者・乳幼児・保育園児の「いのち」を預かっており、これらの利用者が主体者、主人公であるということ、その方々が地域で安心して生活されるそれを裏で支えるのが福祉従事者、職員の仕事であって、職員は常に連携を密にそして福祉の専門家となるよう自分を育て、更には人間として成長して良きワーカーになることを願っております。「福祉は人なり」といいます。職員は法人の資産だと思い、温かく育て成長して貰わねばなりません。財産は社会からの信用だと思います。地域から温かいご支援を頂き、今では保育所・障害者・高齢者の在宅から施設福祉サービスまで、最近では引きこもりから生活困窮者等の日常生活の問題まで地域のニーズに対応する福祉の拠点に広がってきました。職員は常に研鑽し助け合って互いに勤めやすい職場になるよう努めており、志のある人は奮ってご参加下さることを期待しております。
理事長 高原 一如