ホームからの報告 ～新しい時代を生きる～ （東寿園ブログ）
みんなからのいい話
2024-02-21
★東寿園発★
『みんなからのいい話』
入居者のみなさんと話をしていると、たくさんいい話を聞くことができます。
ある日のケアハウスで一人の方とお話をする時間がありました。
若い頃に一生懸命働いておられた時のことを「面白かったよ。」と話されました。しんどい仕事、難しい仕事、大変な仕事という印象を受けたのですが、その仕事を面白いと言われるのです。どうすればうまくいくか、どうすれば相手を喜ばせることができるか、どうすればみんなが困らないか…なんでもその方法を考えるのは面白いじゃないかと言われるのです。まるでゲームをクリアしていくかのように日々の仕事に取り組まれていたのかなぁと思いました。そして、人は考え方一つで目の前の困難を楽しみに換えることができるのかなぁと元気をもらいました。
「人間は一人じゃあ生きていけんのよ。なんぼ偉い人でもそうよ、助け助けられて生きていくんで。」との言葉も心に残りました。
そんな話を聞いた頃、養護老人ホームの方からはこんな声を聞きました。
「最近ここへ入ったんだけど、みんながいろいろ教えてくださるからついて行っています。」
「みんなが、今日は体操があるよと誘ってくださるから出られます。」
「年を取ったらなかなか動かれんけど、職員さんのところまでトイレットペーパーを代わりにもらいに行ってくれる人がおって大助かりなんよ。」
「みんながいつも気にしてくれとってのが力になります。」
「こけてどうにもならんかった時に○○さんが職員さんを呼んでくれちゃって助かった。」
などなど、みなさん入居者さん同士での助け助けられた話がたくさん出てきます。大勢で集まり声が聞こえにくい時には隣に座る人が傍で伝えられる光景もよくあります。
こんなみんなからのいい話に、あたたかい気持ちになれたり、勇気づけられたりの日々です。
