ホームからの報告　～新しい時代を生きる～　（東寿園ブログ）

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いつしか笑顔に

2024-05-15

★養護老人ホーム発★
『いつしか笑顔に』

ある日の午後、みんなで懐かしい話を思い出してみました。お題は昔飼っていた動物の話。
「犬と猫と牛！猫は山へでもついて来とった。」
「べちこ（子牛）でも人になついてついて回るんで。」
「賢い犬の話を聞いたよ。買い物をして帰ったら走って迎えに来て、持っちゃろういうて買い物の袋をくわえて家の中まで持って入るんじゃと。座敷までの上がり（段差）が高いんじゃが、けっこう引っ張り上げるんじゃと。賢いよなぁ。」
「１８歳で亡くなるまで飼ったんですよ。写真もいっぱいあって今も持っています。」
「賢い猫でなぁ、いっつも玄関で帰るのを待ってくれとった。ある時いつもより早く帰ったら、猫もよそへ遊びに行っとったらしくて『お母さんもう帰ったん？』いうように慌てて帰って来たことがあってなぁ。かわいかったで。」
などなど、みなさん飼っていたことがある人はその頃を思い出しながらだんだん饒舌に。「そうそう。」「うちのもね。」と相槌など挟みながらの話は次々と続き、終わりがありません。いつしか顔もほころんですっかりみなさん笑顔でいっぱいに。話を聞いているだけでも好きな方は「かわいいなぁ。」と自然と甘い声に。ちょっとした癒しの時間となったようでした。
中には「動物が好きじゃないから飼ったことはありません。」という方もおられましたが、みなさんの話を「はあはあ。」「ほー。」と興味を持って聞かれているようでした。